玉響火詞(たまゆらひふみ:@senka7775)です。
四年前のわたしはまさにTHE・ひきこもりでした。
家どころか布団の中から出られませんでした。
人が怖いと外に出たくないと年甲斐もなく泣き喚いた黒歴史。
メンタルクリニックに通いつつ、四年もの歳月をかけて少しずつマシになってきました。
家族と同伴ではありますがコンビニやスーパーに買い物にいけるようになりましたし、店員さんに声をかけることも(めちゃくちゃ勇気がいりますが)できるようになってきました。
ベッドに引きこもっていた時に比べるととんでもない進歩です。
目録
外に出られるようになっても消えない恐怖心
外出できるようになったから、といって人に対する恐怖心はなかなか消えません。
待ちゆく人が私の悪口を言っているような気もするし、挙動を見てクスクスあざ笑っているように感じます。
でも「それは私の気のせいだ」と「今の私は」言い聞かせることができます。
「考えすぎた」「思い違いだ」となんとか言い聞かせて出歩けるようになりました。
(見も知らない人にいきなり「きもいしね」と叫ばれたり、くすくす嘲笑われたりというのは実際に起こった出来事なのですがみんながみんなそういう人ばかりではないと言い聞かせてます)
まだまだ人は怖いですし、視線が怖いです。
外出もできたらしたくありません。
心理的ハードルが下がってきたら、今度は体調不良。
四年前に比べると不安感や恐怖心がマシになってきて、少しだけ外出できる回数が増えました。
しかし、そんな私に待ち受けていたのは外出中、外出後に遅いくる体調不良でした。
おもに「頭痛」「吐き気」「腹痛」
私は本が好きなのですが、本屋で本を選んでいても、服屋で気になる服を見ているときも「楽しい」と感じているときでも容赦なくやつらは襲い掛かってきます。
頭痛や吐き気は外出する時に緊張や恐怖心や身体がこわばりますから、肩こりからもきているのだと思います。
気がつくと肩にすごい力が入っていて、ガチガチになってしまうので。
腹痛はもともと胃腸が弱いのもあると思いますけれども「メンタル面で調子がいい時」によく襲われる気がします。
心身症なのかな?
日本心身医学会の心身症の定義(1991)
「心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」
出典・引用:心身症の定義 たけうち心療内科
>器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。
とあるので違うかもしれませんが。
誤解をおそれずに強引にまとめてしまうと、「心身症とはこころのストレスと体の不調として現れる病態のこと」です。
ただし、うつ病や神経症など他の精神疾患であると診断がなされ、その病に伴う症状は除外されます。
「いつもは健康だけど運動が苦手で運動会当日だけ頭が痛くなる、気持ち悪くなる」ということが子供時代にあったと思います。
苦手なことや緊張する時に「胃が痛くなる」というのも他に精神疾患になっていなければ「心身症」といえるでしょう。
一応、外出の際に体調不良になる、というのはお医者さんにもカウンセラーさんにも伝えていますが「心身症」という言葉はでてきませんでした。
(カウンセラーさんの場合は医師免許がないと診断をくだしたらいけないからかもしれませんが)
大学時代に心理学を専攻していたので(記憶は遥か彼方ですが)「やばい…わたし心身症じゃない…?」となり不安に陥り、同時に焦り、苛立ちました。
ちょっと落ち着いたらこれかよ、と。
心身症であってもなくても、
心身症の治療というのは「ストレスの元となる心理的要因」を取り除くこと。
心身症という定義から難しいものです。
(今はまた変わったかもしれませんが)
つまるところどっちにしてもメンタルの治療を続けていくことが外出時の体調不良の解決になる、ということになります。
メンタルだけではなく身体の健康も気をつける
頭痛や吐き気は緊張からくる肩こりのせいでもあるだろうなと思うので、できるだけ意識して体の力をぬくようにしています。
メンタルが不調になるとついつい不摂生な生活を送ってしまいがちですが、身体とこころの健康というのは関係しあっているというのはよく知られていることです。
可能な限り、規則正しい生活をしようと、努力します。(この努力は実っていない様子)
無理はしない
「お外怖い。外出したくない((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」から勇気を出して一歩外にでてみると「あれ?思っていたより自分いける(震える身体)」となります。
早くひきこもりを脱っしようと思う人ほど無理をしてしまいがちです。
精神疾患とは一進一退。
外出することができるようになっても、体調不良になったらすぐに帰宅する、どこかで休む、外出しない。
調子がいいときもあれば悪いときもある。
ふつうの、心を病んでいない、ひきこもっていない人達でもそうなのです。
彼等彼女たちよりもHPもMPも基礎値が圧倒的に劣っている私達はその高低差が激しい。大波小波と海岸を飲み込んだり、凪がきて静まり返ったりするときもあるのです。
まとめ
- ひきこもりの次にあったものは「体調不良」
- 無理はしない
- メンタルだけではなく身体の健康にも気をつける
- 無理はしない。休むときは休む
- 専門家に相談する
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