下記は自営業者の家庭に生まれた人間のたわごとです。
サラリーマンやOLは私にとっては幼い頃から画面の向こうや町中ですれ違う見知らぬ誰かでしかありません。
だから実際にどういう苦労があるのか想像することしかできません。
私は自営業者側の視点からの体験しかしてこなかったからです。
なので、的はずれなことを書いていると思います。
会社員よりフリーランスのほうがいいという意見をみるたびにそりゃそうだよなと納得する気持ちともやっとした気持ちも同時にいだていたので、今回はそのモヤッを形にしてみました。
自営業者の家庭に生まれた人間のたわごと
よっぽどのブラック的環境でない限り副業で稼げるようになっても会社を辞めるのはおすすめしません。
就活して、試験受けて、面接を突破して新入社員研修を受けて、同僚や先輩とそこそこの付き合いができている。
それってすごいことなんです。
あなたの周囲にいる人達がみんな当たり前にやってるから普通のことだと感じるかもしれませんが、あなたには
「会社にニーズに合わせて自己主張ができる」
「人から学ぶことができる」
「朝早く起きて時間通りに出社することができる」などなどのスキルがしっかりと身についている証拠なんです。
できない人間もたくさんいるんです。
見えないだけで。
会社に勤めていることがもうすんごく価値あることなんです。
世の中には福利厚生なにそれ労働基準法?しらんな、という排泄物のようなクズい会社もあります。
もし、そんな会社に入社してしまったならすぐさま逃げる準備をすべきでしょう。
心身に深刻なダメージを受ける前に早く。
でも、そうでないのなら。
福利厚生はあって休みもそこそこ取れて残業代も出る、当たり前のホワイト企業からグレー寄りの企業に今勤めているなら、副業を始めたとしても稼げるようになったとしても退職するのは早計です。
自営業は自己責任の世界
自己責任、自己責任と今の日本は厳しく冷たい世の中ですが、昔から自営業者は自己責任の世界でした。
我が家は祖父母の代から自営業です。
くわしい業務内容は伏せますが、製造業で肉体労働。
幼い頃からが仕事場が遊び場で働く家族の姿を見て育ちました。
だから、自営業であることの辛さやデメリット(もちろんメリット)も理解できているつもりです。
自営業やフリーランスは肉体労働であろうとデスクワークであろう心身がともに健康なうちは問題ないんです。
問題は
長期療養が必要になったとき誰も生活の保証してくれないこと
どうすべきか、フリーランス用の保険なり、貯蓄しておくなり、考えて手をうっておく必要があります。
病気や怪我ではなく精神面の病気は特に。
長期の休暇が必要だとお医者さんにいわれても、我が家の場合は家族の誰かひとりでもかければ仕事ができません。
一日休めばそのぶん仕事は滞ります。
取引先の人に待ってもらうのも限界があります。
自営業やフリーランス専用の保険もありますが、よっぽどの業績を持っている人でなければ復帰したあとに仕事がなくなるのではないかという恐怖はつきまといます。
医師に仕事や家から離れて療養が必要だと言われた家族の一人は無理をして今も働いています。(今は投薬治療でたいぶよくなってきています)
ぶっちゃけ、私もうつやら何やらで休養したほうがいいとはいわれたことありますが、そんなこといってられません。
でも、会社勤めであれば福利厚生があります。
よっぽどのブラックくそ企業さまでなければ長期休暇も、上司の小言や同僚の視線が気になるでしょうが認められるでしょう。
あなた一人が休んだところで、誰かがその穴を埋めてくれます。
有給休暇というよい制度もあるのです。
休んでいてもお給料が発生する神システムです。
長期療養が必要な場合も休職することができますし、その間の生活も保障されます。
求められる能力が多い、やることが多い
自営業やフリーランスはひとりで総務や経理、営業などの仕事もこなさなくてはなりません。
大きな会社のように分業制にできません。
外部の専門家を雇うという方法もありますがもちろんそれなりにお金も掛かります。
特に税制はややこしく改正も行われています。
素人の知識では手続きに手間取ってしまうこと間違いなしです。
税理士を雇うという手段もありますがそれなりにお金がかかりますし、税理士さんに提出する書類を分類や整理するのは自分たちです。
他にも会社勤めは会社に所属することでしか得られない経験をすることができます。
いろいろな人が長い間、築き上げてきたノウハウだとか、経験談だとか、人脈だとか。
副業やそのうちブロガーなどになるにしてもその経験のひとつも無駄になりません。
まとめ
- (ブラックではない)会社に入社し務めている時点であなたは偉い
- 休んでも給料が発生する神システムを手放すべきではない
- フリーランスになるのであれば、専用の保険や貯蓄など万全の準備をしたほうがよい
- フリーランスの生活は不安定。
- 会社勤めの経験談もよいネタになるし、話を聞きたいという人はでてくる