桜庭一樹さんの『少年になり、本を買うのだ』 をだらだらと本日読了。
Amazonのほしいものリストの数が増えました…
桜庭さんはいろいろなジャンルの本を日々読んでいらして、
まるで空気のように活字を読む。
あまり食種が動かなくて、
読んだことがないジャンルの本が知れて楽しいです。
桜庭一樹という作家
経歴
1999(平成11)年小説家デビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞受賞、2008年『私の男』で直木賞受賞。作品に『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女には向かない職業』『少女七竈と七人の可愛そうな大人』『荒野』『製鉄天使』『伏―贋作・里見八犬伝―』、シリーズ『GOSICK』など。
出典
好きなものを仕事にして。
好きなことを好きなだけして。
命を削って、ひとつの小説という世界を生み出して生きてる。
そんな人。
作品自体は結構暗い展開が多いイメージ。
アニメ化した『GOSICK』はかなりライトな作風で、
わたしが初めて手にした『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』とかもうなんともいえないラストになります。
個人的には『少女七竈と七人の可愛そうな大人』がいっとう好き。
人の裏側とかどろどろしたものとか、
そういったものをまっすぐに見つめて
ひとつの世界を描いている。
『少年になり、本を買うのだ』
内容は読書日記。
日常のことと読んだ本のことが書かれています。
いろいろな本のタイトルが出てきますが、
文章の下の段で紹介されているという親切設計。
多岐にわたるジャンルの本が知れることと
作家というどういう過ごし方をしているか
想像がつきにくい職業の日々の一端を知ることもできてとても面白い。
とはいっても桜庭さんは作家の中でもストイックすぎる気が。
運動して食べて本を読んで本を読んでひたすら読んで
あとは打ち合わせをしたり、サイン会をしたり、ひたすら書く。
自分を魂を削って、寝食を忘れて、あれほど読んでいた読書すらせずひたすら書いて。
作家として生きるために生まれてきたような日々を過ごしてる。