出張から一時帰宅した兄の東京土産『切腹最中』
名前からしてなんか物騒な最中である。
製造元は、大正元年創業の老舗和菓子店「新正堂」
3代目ご主人の渡辺仁久さんが考案した和菓子。
家族にも周囲にも「切腹」という言葉を使うことは反対され、販売当初は売上はほとんどなかったが徐々に人気が出ていったヒット商品、らしい。
餡がこれでもかと詰め込まれている。
最中といいつつ、最中はおまけみたいな感じ。
お腹いっぱいだったので食べるのはとりあえずあとにするけれども。
おいしそうではある。
でも、切腹という言葉の響きと、カパッと開いた最中を見ていると
こうね…グサッとやった後の様を表した最中なの???モツなの???
ねぇ?ねぇ?なんで和菓子にしようと思ったの???
という疑問が頭の中をぐるぐる。
「切腹最中」の名前の由来
「そういえば私の家は田村屋敷跡にあって、(のちの忠臣蔵に発展する)浅野内匠頭が切腹した場所だ」
出典
いやな想像をしてしまったけれども、名前の由来はそうではなかったようです。
発売元である『新正堂』が建っている場所が忠臣蔵に関わりの深い田村屋敷跡であり、浅野内匠頭が切腹した場所だったから、それを知ってもらうためによりインパクトの強い『切腹』という言葉を使いたかった、という理由。
たしかに一度聞いたら忘れられないインパクト…ある名前ですもんね…
食べたら感想も追加します。
追記:食べたよ!!
見た目通りあんこがあふれるほどたくさん。
小豆が大きくて食べごたえがあります。
横から見るとどれだけびっしり入っているかよくわかると思います。
うつっている手は気にしないでくださいませ。
実は最中が苦手なのですが、あんこがたくさんあったからかさくさく食べることができました。生地がしっとりしていてあまりパリパリ感がないように感じました。
食べ進めていると口の中に別の感触が!!
それはなんと!餅でした!!
そう小豆の中にお餅が隠されていたのです!!
食レポには向いてないなぁ…
とりあえず結論:めっちゃおいしい
個人的にちょっと甘すぎるので濃いお茶と一緒にいただきたい。